2018年は成績回顧で書いた通り数年に一度の確変年で、獲得賞金もキャリアハイだったんだけど、引退馬は減価償却がほぼ済んだ6歳馬1頭だけで会費以外の経費がほとんどなかったため、所得額が20万を超えてしまい、いつもは還付されるはずの確定申告で追納になってしまった。これが2017年なら引退馬が3頭いたので黒字はだいぶ相殺できたはずだと思うと、やはり一口馬主の税制には不満が大きい。個人馬主なら年次で減価償却もできるのになぁ、と思いながら確定申告書類を見ていて、ふと気づいてしまった。
「これって地方競馬の馬主なら申請できるんじゃね?」
ここ数年、勤め先の会社の業績が堅調だったので、少しづつ所得が増えて前年度はギリギリ馬主登録の経済的要件をクリアしていた(こんなこと書いたら所得額バレバレだけど)。とはいえ年次昇給は微々たるもので増加分はほぼ賞与なので、来年以降もこの収入が保証されるわけじゃない(実際今年の夏季賞与はちょっと下がったし)。ならばこのチャンスを逃す手はない。
もちろん、要件ギリギリの収入では1頭持ちなど不可能なので、実際に持つのは社台グループオーナーズの地方募集馬。1/20での共有だけど地方の預託料はJRAの6割程度なのでファンドで1/40持つのと維持費はそう大きく変わらないはず(牧場にいる時は普通に2倍だけど)。馬代金は高い馬で1800万、2倍しても1/40ファンド馬のボリュームゾーン以下だから初期投資は抑えられる。というわけで3月下旬に馬主登録申請の準備を始めた。
NAR馬主登録申請(個人)に必要な書類
- 馬主登録申請書
- 経歴書
- 念書(乙)
- 印鑑証明書
- 住民票(世帯用)
- 登記されていないことの証明書
- 本籍地市区町村の発行した身分証明書
- 戸籍謄本(全部事項証明)
- 直近年分の所得証明書ア ※1
- 直近年分の所得証明書イ ※2
- 写真3葉
※1 所轄税務署または市区町村が交付した所得証明書
※2 所得税確定申告書または源泉徴収票
NARの馬主登録申請はかなり面倒らしい、という話は聞いていたので、書類集めのために1日有休を取った。まず1.~3.はNARのサイトからダウンロードした書式に記入なので最後に書くとして、まずは居住地の役所で4.印鑑証明と5.住民票を取得。今住んでる場所は区役所の近くなのでこれは楽勝。次に6.登記されていないことの証明書を取りに法務局へ。これは東京法務局に行けば全国どの居住地でも取れるらしいけど、各都道府県では本局じゃないと取れないとのこと。幸い法務局本局も電車で数駅の場所だった。7.身分証明書、8.戸籍謄本は本籍地の役所だが、本籍地は都内の前住所になっているので、これは後日取ることにして9.の所得証明書を取りに税務署へ、もう一駅先にあったが法務局から歩いても行けそうだったので徒歩で向かった。9.は自分は確定申告の直後で該当年度の所得証明は税務署でしか取れなかったが、通常は市区町村役場で取得できる。もちろん10.の確定申告書または源泉徴収票と同一年度じゃないと不可。
思ったよりは楽だったが、それでも4か所回らないといけないのでやっぱり結構大変。というわけで必要書類を揃えて、書類への記入も済ませて、後は社台グループオーナーズ事務局に書類を送り、NARへの提出を代行してもらう。馬主登録申請の流れはNARのサイトに情報もあるし、偉大な先人たちのサイトも大いに参考になった。書類に不備があればNARから連絡があるはずだが、未だに連絡がないので大丈夫だったのだろう。NARのページには申請から5か月で馬主登録証が届くとあるが、ネットで調べた感じではそこまではかからない感じ。4月の頭に申請したので、今月中ぐらいに届いてもいいはず。早く来ないかなぁ。
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