(前回の続き)アンデスクイーンが出走するクイーン賞JpnIII当日、船橋競馬場には7Rの前に到着。船橋は大井と違って出走馬主とそれ以外で分け隔てなく同じエリアに入れるので、さっそく受付を済ませて馬主席へ。さすがにいい席だ。ちょうど7Rが発走だったのでガラス越しに撮影開始。…あれ?ピントが合わない。
ちょっと焦ったけどよく調べると単なる設定ミスで、フォーカスエリアが変なところに固定されてしまっていたみたい。気を取り直して8Rは外のスタンドで撮影しようと移動したら外は霧雨。スタンド上部は屋根でほとんど濡れないからいいんだけど、別の意味で雨は困る。そして8R発走。
おお、撮れた撮れた。今回はトリミングなしでリサイズしたものをアップしているけどこんなに寄れてる。さすが600mm相当の望遠。8Rが終わってさらに雨が強くなってきた。浦和で前日に急な雨が降ってアンデスには不向きな馬場になった時のいやな記憶がよみがえる。馬場への影響が気になりつつも9Rも試し撮りをして本番に備える。
そして11Rクイーン賞のパドック。雨はもうほとんど上がっていた。船橋はパドックも馬主用の席があるのでそちらへ移動。行ってみたら西園先生がいらっしゃってびっくり。まあでもそりゃいるよね。挨拶して少しお話させてもらったけど「雨がね…。」というようなことを話されてました。パドックの周回が始まったので撮影開始。横にいた女性も写真撮ってたんだけど、使ってるカメラが同じRX10IVだったのでちょっと親近感。
本馬場入場、さっきから入場曲がQUEENの曲ばかりなのでなんでだろうと思ってたんだけど、メインがクイーン賞だからか!と気付いて一人で納得してたらいつの間にかアンデスは行ってしまっていた。何やってんの俺。
そしてレーススタート。アンデスは行き脚がつかず後方から。向正面でマーフィーの手綱が激しく動くが前との差は縮まらない。4コーナーでは絶望的な差だったが、最後は脚を使って2番手集団に取りついたあたりがゴールだった。やはり危惧していた通り直前の雨で馬場の内側の砂が締まって、逃げたクレイジーアクセルには絶好のアシストとなり、逆に砂をかぶるのを嫌って1コーナーからずっと外々を回したアンデスには大きな不利となってしまった。
クイーン賞の回顧はそのぐらいにして、今回のテーマは新しいカメラのことだった。実は8Rと9Rはシャッタースピードを1/500ぐらいにして撮ってたけど、レース前に試し撮りをしていて設定を1/160にしたままレースを撮影していたことに後で気付いた。レースを1/160で撮影なんて、流し撮りがうまく決まらないとブレブレ写真になってしまう。α55でも流し撮りは何度かチャレンジしていて、たまにうまく撮れたこともあるけど成功率は高くなく、自分の馬のレースでは1/400~1/500ぐらいでしか撮らなかった。それが見てみたら結構うまく撮れてる!さすが秒間24コマ連写の威力はすごい。もちろんブレブレのひどい写真も多いんだけど、下手な鉄砲でも数の暴力で何コマかに1枚はピタっと止まってくれている。曇天や夜のレースでも高感度撮影に頼らずに遅めのシャッタースピードで撮影する選択肢が増えるのはありがたい。これは使えるカメラかも。(続く)
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