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2/16 PC自作日記4

前回、次はCPUクーラーを交換したいって書いたけど、実はあの日記をアップした日にはAmazonで買った新しいCPUクーラーが届いてたり。CPUクーラーをどれにするかはかなり迷って、最初は簡易水冷にしようかと思ったんだけど、ちゃんと冷やすなら240mm以上のラジエーターのにした方がいいけど、そうなると安いものでも8,000円ぐらいはするし、ショップの人に聞いたら耐久性はあまり高くなく、数年で冷却性能が落ちる場合が多いという話なので、やはり無難に空冷にする。空冷でも大手メーカーでそれなりに冷えると評判でしかもLED付き、となるとそこそこの値段なので、ちょっと不安だけど中華製のあまり聞いたことないメーカーのものにしてみた。

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NovonestのCPUクーラー、AC12RGB。upHereというブランドらしい。 某有名YouTuber推奨のグリス、MX-4。

届いたものを確認してみると、まず黒い段ボールの箱の側面が盛り上がって穴が空きかけている。中を見るとヒートシンクの上部にある角状の突起が当たっているようだ。製品を取り出して見てみると、ヒートシンクの最下面の板が曲がっていた。うーん、さすが中華クオリティ。CPUファンは前後2個ついていて、この値段で2個はお得ではある。とりあえず取り付け。AMD純正のCPUクーラーを取り外す。純正クーラーは長く使っていると最初から塗ってあるグリスが硬化して取り外しにくくなり、下手をするとCPUごとソケットから抜けてしまうという事故(スッポンというらしい)がよくあるみたいだが、まだ付けて間もないので特に問題もなく外れた。CPUの表面に残ったグリスをよく拭き取り、別のグリスを塗布。このグリスの性能で冷却性能も変わってくるので、MX-4というグリスを別途秋葉原で購入した。

CPUクーラーを引っかけるブラケットを付けて、いよいよCPUクーラーを取り付け。しかし横着してここまでの作業をPCケースの中でやってたけど狭すぎてブラケットの爪に引っかけるのは無理。こんなことなら最初からマザーボード外せばよかった。マザボをPCケースから外して再度作業。爪を引っかけるのは結構堅かったが何とか取り付け完了。マザボをケースに戻して再配線。せっかく配線をまとめてたのにまたぐちゃぐちゃになってしまった。

CPUクーラー設置。各ファンから2本配線があるのでまとめるのが大変。 LED点灯するとこんな感じ。

最近のPCはアドレッサブルRGBというマザーボードからライティングを調節したり色を揃えて光らせたりする機能もあるらしいんだけど、このマザーボードは対応してなかった。その代わり、CPUクーラーに付属のコントローラーユニットにつなげば手動でスイッチを押してライティングを調整できるらしい。なのでコントローラーにCPUファンとケースファンを接続して、コントローラーから出ているコードをマザーボードのCPUファンコネクタにつなぐ。

ところが起動してみるとファンは回ってるしLEDも光ってるのにCPUファンの回転数が0と表示される。回転数の情報はCPUファンコネクタから取っているので、ここがおかしいようだ。CPUファンを直接コネクタにつなぐとちゃんと認識するので、コントローラーの不具合だろう。よく考えたら、CPUファン2個とケースファン3個を全部コントローラー経由でCPUファンコネクタにつないでも全部のファンをCPUファンコネクタ一つで制御するのは無理だ。このマザーボードはCPU_FAN、CHA_FAN1、CHA_FAN2と3つのファン用コネクタがあり、このそれぞれで回転数を制御できるので、CPUファンをCPU_FANとCHA_FAN1に、ケースファン3個は直列でつないでまとめられるので、CHA_FAN2につなぐ。コントローラーにはLED用のコネクタだけつないでみたらうまく動いた。

純正CPUクーラー取付時の高負荷時CPU温度。 Novonest AC12RGB取付時の高負荷時CPU温度。

やっと正常動作したので、まずはCPUの温度を純正クーラーと比較。アイドル時はほぼ変わらないが、CPU-Zで5分ほど負荷をかけると純正は80℃まで上昇したが今回のは75℃ぐらい。たった5℃程度の違いだが、純正の時は高負荷時のCPUクロックが4040MHzなのに対し、今回は4090MHzなので、もしかすると純正の時はサーマルスロットリング(CPU温度上昇時にクロック周波数を落として温度を下げる機能)が働いていたのかも。だとすると実際の温度差はそれ以上なので、それなりの効果はあるのかな。それに、クロック数が違うと処理性能にも影響があるので、試しにベンチマークも取ってみる。

CINEBENCH R20 SCORE CPU:3700pts (Single Core 496pts) ドラゴンクエストX ベンチマーク SCORE: 18234 1920x1080 最高品質
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク SCORE: 12058 1920x1080 最高品質 ファイナルファンタジーXV ベンチマーク SCORE: 4279 1920x1080 最高品質

結果は、CINEBENCH R20 3679->3700、ドラクエXベンチ 17923->18234、FFXIVベンチ 12057->12058、FFXVベンチ 4241->4279で、誤差の範囲のような気もするけど、ちょっとだけ数値はよくなったみたい。クロック数の違いが1%程度なのでそんなもんでしょう。音も静かになったし、多少中華クオリティだなってところはあるけど、値段を考えればいいんじゃないかな。

自作PC、やっと完成。 内部の5個のファンは連動して光っている。

Antec DP301M ¥5,368
AMD Ryzen 5 3600X ¥23,980
ASUS TUF B450M-PRO GAMING ¥9,900
Kingston HyperX FURY DDR4-2666 8GBx2 ¥7,018
ASRock RX5500XT Challenger D 8G OC ¥24,980
Western Digital WD BLUE 500GB M.2 SATA ¥4,980
Seagate BarraCuda 3.5″ 4TB ¥7,293
ThermalTake TOUGHPOWER GX1 RGB 500W ¥5,920
Novonest AC120RGB ¥3,480
InWin Sirus Loop ASL120 ARGB 3p ¥2,870
合計 ※ポイント還元等があるので実質は8万円ぐらい ¥95,789

というわけで、内部の改造もあらかた終わったのでガラスパネルの保護フィルムを剥がしてやっと完成形。フィルムを剥がしたらガラスの天地がわからなくなったのでマザボについてたステッカーも貼ってみた。うん、いい感じになったな。しかし、何回かに分けて買ったからあまり実感はないけど合計したら結構な出費だなぁ…。


コメント

  1. […] 前回、CPUクーラーを交換してとりあえず完成…と言っておきながら日記公開前にはDDR4-3200のメモリとM.2 NVMeのSSDを仕入れてたり。前々回の日記で書いた今後の予定の3.と4.に必要なパーツ […]