12/31 年末日記 ’24 その1

 

今年もこの時期がやってまいりました、我が出資・共有馬の振り返りコーナー。どこに需要があるのか、誰が見ているのかシランケド。今年は何とJRA16勝（交流重賞1勝を含む）、獲得賞金4億超えとまたもやキャリアハイを更新。数字的には満足できるものではあるのだけど…（なんか去年と同じような導入だな）。では各馬の短評。

ロンドンデリーエア…B2に降級しても成績は上がらずサラオク行き。結局大井で1年以上かけて8走して4，5着が各1回だけでほとんど賞金稼げず。これなら中央引退時に売りに出してもらった方がよかった。しかもYGGに買われて他のクラブ（オーナーズだけど）所属になって金沢で5勝して大井時代より稼いでるし。

ワイドアウェイク…1勝クラスでは入着はするものの勝ち切るのは厳しそうなので無事に繁殖に上がってくれたら、という感じだったのに引退間際に4走もして最後に勝ってしまうというミラクルを起こしてしまった。

シュヴァリエローズ…今年の獲得賞金の半分弱を稼いで文句なしの今年のMVP。6歳暮れにしてG2を二連勝して覚醒、と世間では思われているだろうけどシュヴァリエローズ民にしてみたらやっと適距離で使ってくれて実力が発揮できただけなんだよなぁ。ダービー菊花賞を（出れたのに）棒に振って2年もマイル～1800で迷走したことは今でも悔やまれるけど、一応帳尻は合わせてくれたので許すよ、シミキュー（相変わらずの上から目線）。

ダイヤモンドフジ…中央復帰後は掲示板には乗るがパンチ不足の現状。

ティズグロリアス…1月の小倉で鼻出血で大敗。その後肺出血が確認され引退。ミックスセールでハシモトファームに買われた模様。グリーンでワンチャン産駒募集あるかな？

サーフズアップ…3月名古屋の土古記念は2着も、4月浦和しらさぎ賞、7月園田兵庫サマークイーン賞は凡走。8月金沢読売レディス杯は2着、久々の地元戦となった船橋のOP戦は強力な牡馬相手に5着と、2歳時から調教で乗っていて手の内に入れてるのか笠野騎手の時だけ好走。だったのだが暮れの大一番、東京シンデレラマイル。出来もよさそうで期待したが1コーナーの不利で終了。昨秋以降不利ばっかり受けてまともに走ったレースの方が少ない。調教師からも「運のない馬」とか言われる始末。一体誰の運が悪いんだか…。

ハーツコンチェルト…日経新春杯は4着、サウジのネオムターフCは11着と格上挑戦は実らず、自己条件でも4、2着と勝ち切れず。その後右後肢種子骨に骨片が見つかり夏以降は出走できず。結局いまだに1勝馬でダービーでしのぎを削った馬たちとはだいぶ差をつけられたが、来年巻き返しを。

ミラクルティアラ…3勝クラスで2着続きだったら加用先生のラストを飾る勝利でオープン入り。転厩後の川崎スパーキングレディーCは初ナイターで入れ込んで6着、続く新潟OPは13着だったがその後は4、3、7着という成績。賞金を加算しないと交流重賞に出るのは難しいので頑張ってほしい。

パルクリチュード…6戦して掲示板4回と頑張っているが芝もダートもあとワンパンチが足りない。

パルメリータ…6戦して4着が最高着順。軽い骨折があって年6回なら使ってくれた方だけど、1勝クラスでは勝ち負けには足りない現状。

アースコンチェルト…右前繋靭帯炎から1年かけて復帰したが1走して再発、引退。ハーツコンチェルトと同じレースで走ってほしかった。

セラドナイト…新馬勝ちの後は一度も掲示板にも乗れず引退。よくこの成績で4歳夏までキムテツ厩舎にいられたなぁ。

クリアアレグレ…2戦目で勝ち上がって2戦した後骨折。復帰は年明けになる模様。

ワールドシリーズ…1月の小倉で勝ち上がり。3、7着の後状態が一息で立て直しのため半年休養。11月に復帰したが入れ込んでレースにならず。まずは気性の成長待ちかな。年明けに出走予定。

イーストオブエデン…2戦していいところなく、その後骨折が判明し引退。これは脚付きの悪さを見抜けなかった自分のミスではある。

ベストミーエヴァー…2月の東京で勝ち上がり。スイートピーS3着、自己条件2着と素質を示したが、9月に予定していた復帰戦を使えず放牧。相当な素質馬相手に好戦していて能力はかなりありそうなのだが。

アンデスビエント…休養明け後3戦目で1勝クラスを勝ち、続く関東オークスを7馬身差で逃げ切り勝ち。自身の出走、相手関係とダブルの運に恵まれたが、その分秋以降の相手が各段に強くなり自分の競馬ができなくなってしまった。関東オークスはゆるゆるの楽なペースで勝てたが本質的には1800までだと思うし、距離短縮で逃げにこだわらない競馬を試してほしい。

ソウルアンドジャズ…1勝クラスを7戦したが3着が最高だった。9月の中山戦は丹内がおかしな乗り方したせいで惨敗するし調子崩すしでその後使えずなのが残念だった。

ニュージェネラル…今年4戦してオール2桁着順で早くも見切られてしまい引退。不良馬場で新馬は勝てたが上では基礎スピードが足りてなかった印象。

サミアド…骨折から復帰後は振るわなかったが11月の東京1400ではロケットスタートから鮮やかな逃げ切り勝ち。スタートの速さは武器だが1400でダートスタートはJRAでは東京だけだし2勝クラスで楽に逃げさせてもらえるかはあるけど無料提供馬でこれだけやれれば合格点。

フォルクスリート…3月の中山で未勝利勝ち、1勝クラスも3戦で突破。ダート短距離での差しが板についてきたし、展開次第では2勝クラスでも勝ち負けは期待できる。目指せアワブラ。

パワーストローク…初戦は好タイムで2着し、2戦目は単勝元返しの人気を背負ったがあっさり負けて2着。距離を伸ばして3戦目の巻き返しを期待した矢先、調教中に蹄骨骨折の故障で競走能力喪失の診断、無念の引退となってしまった。

メジャーアピール…当初から気性の問題があり、何とか入厩して4回目でゲート試験合格までは行ったが、その時の嫌な記憶があるのか天栄に戻ってからはまともに調教できていない模様。ちょっとデビューできるかも不安だが祈るしかない。

エネルジコ…牧場ではあまり目立つところはなく、入厩後もそれなりには動くけど半信半疑な感じで迎えた新馬戦だったが、すごい脚を見せて差し切り勝ち。上がり3Fは33.3だが最後の2Fは連続10秒台ではないかと思われる。これは来年が楽しみな逸材。

プロミストジーン…1番人気で新馬戦を楽勝したが時計は平凡で牡馬相手の昇級戦はどうかと思われたが、こちらも最後すごい脚でオキザリス賞を勝利。距離さえ持てばダート牝馬戦線の主力級を期待してもいいかも。

カネラフィーナ…デビュー前から評判になっていたが新馬は2着。続く未勝利も2着だったが3戦目で初勝利。前評判からはさらに上を期待したいところだが、一瞬の脚はあまりない感じで桜花賞路線よりはオークス路線のタイプか。

エターナルプロミス…9月にゲート試験を受かってから3か月放置。年明けにはデビュー予定だがどうだろう。

カーボナード…本州移動が10月と遅めで、ゲート～放牧～再入厩が11月下旬。何とか年内デビューと思ったが調教もイマイチで年明けデビューの予定。

ジーナアクトレス…初戦はギリセーフだったが2戦目はタイムオーバー。厳しそう。

ワスカル…アロマティコ系はジオグリフ外してからもずっと狙っていた血統だったので追加募集時に飛節の腫れがあったのは承知で出資。しかし思った以上に長引いて移動は秋、ゲート試験～放牧～再入厩でデビューは暮れの中山。調教ではよく動いていたので初戦は1番人気もジャンプスタートで出遅れて終了。能力はありそうなので次走の巻き返しに期待。

エテルノレガーメ…10月の京都での初戦5着はまずまずだったが、2戦目の前に脚部不安。ちょっと長引きそう。

ブラゾンロワイヤル…新馬から3戦使ったが大敗続き。陣営は芝の長距離で、という話だが現状を見るとどうかなという感じ。

プロピエダッド…12月の中山デビュー、調教も目立つものではなかったので人気もなく結果もそれなり。無料提供馬なので勝ち上がれたらラッキーぐらいの気持ちで。

レイナデアルシーラ…グリーンには珍しい2歳春の追加募集馬。調教も順調に進みダート中距離の新馬を待って始動。初戦5着、2戦目2着で3戦目は順当に初勝利。さすがに牡馬相手のオープンは厳しかったが牝馬相手なら姉と同じ道を歩める可能性は十分。ただ、姉と同じ一本調子の逃げ馬にはしないでほしい（姉も逃げ馬で終わらせてほしくないが）。

サラスヴァティー…初年度大爆死のレイデオロ牝馬だが初期育成は順調で3月中旬に入厩。しかし入厩後に熱発でゲートも受けられずに治療だけして放牧。それでも6月には再入厩してゲート試験も合格、9月中山2000mでのデビュー戦は4着も水準の能力はあるかなと思ったが、11月の2戦目を前に左後肢種子骨骨折。全治6か月以上で順調に進んでも復帰は未勝利戦終了1～2か月前といったところ。これで初戦惜しい2着とかならともかく…正直厳しいだろう。

ネーヴェフレスカ…初戦5着の後2、2、3着と惜しいレースが続き、1番人気で迎えた5戦目はスムーズなレースができず12着と崩れてしまった。未勝利クラスでは上位なのは確かなので早く勝ち上がってほしい。

というわけで今回も長編でした。6月に交流重賞は勝ったけど9月までは去年を下回る成績。しかし10月11月で重賞2勝含む8勝と確変、特に11月だけで6勝して4回口取り参加というミラクルだった。しかし12月はその反動か掲示板もなし。最後が尻すぼみなのはうちのあるあるではあるけど悲しい…。

前述の通り、獲得賞金は過去最高なんだけどこの集計は出資（共有）比率を考慮していないので、ちゃんと計算はしていないけど実際の収支は1/20の社台GO共有馬と1/200のグリーン馬が稼いでくれた去年の方がいいはず。そして一番のショックは1/20共有馬のパワーストロークが能失、引退となってしまったこと。サーフズアップの昨年春の賞金をほぼそのまま突っ込んで買ったのでこの貯金をほぼ使い果たした格好。しかもこの時第2希望で書いた馬は結構走ってるんだよなぁ。

それでも明るい材料としては去年の回顧で嘆いていたシルクの2歳が走り出してくれたこと。まあ惨敗続きやデビューできてない馬もいるけど。特に新馬をすごい脚で勝ったエネルジコと2連勝したプロミストジーンには期待したい。もちろんシュヴァリエローズの活躍も楽しみ。というわけで来年も全馬無事に走ってくれますように。

今年は中間回顧もやってなくてあまりに長いので1歳（明け2歳）の話は別の記事で。